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デザイン×オフ=『メロンパン理論』でカリふわグッドなフリーライフ

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グラフィックデザインをしていると
「デザインに悩んで時間がかかる…」と、
「自分ってデザインの才能ないのかも…」
落ち込むことがあります。

そんなとき気晴らしに映画を観たり
美術館に行ったりショッピングしたり、
インスピレーションをもらうことありますよね^^


先日も仕事がたまっていたのですが、
映画好きなわたしは平日の昼間から
ドラマを一気観してしまいました。


そのドラマは、
わたしたち女子デザイナーの間でも話題となった
現代ファッションでも通用しそうな
アメリカの60年代ファッションが学べる
Netflixオリジナルドラマの『クイーンズ・ギャンビット』

クイーンズ・ギャンビット


ドラマの主人公である
チェスの天才少女のベスは、
ビジュアルだけでなくファッションも
めちゃくちゃ可愛いんですよね♡



少しネタバレすると、

チェスの最強プレイヤーになる前のベスは
むかしチェス以外のことに
時間もお金も使うことがなかったんです。

そんなチェスばかりのベスをみかねて
継母のアルマが、

「チェス以外のことも楽しんだら?」

とアドバイスするほど。


ベスがファッションやメイクを楽しむようになってから
本当の才能が開花し始め、
チェスがどんどん強くなって
ベス自身も楽しい人生を歩みだしました。


つまり、

『本業』の時間を減らして
『オフ』の時間を増やすことで
本業のパフォーマンスが上がる

ことを、あらためて
ベスから学ばせてもらいました。


フリーデザイナーになる前のわたしも

オフの時間をつくらず、
本業ばかりでオンオフの切り替えができない


だから、

頭がリフレッシュできず、
デザインに時間がかかってしまい

毎日残業ばかり、休日も出勤で友だちとご飯に行けない
✖ 好きな映画や買い物の時間が仕事に時間に
✖ 仕事ばかりの毎日で恋人と破局


『自由に自分を表現』しながら
『自由な人生を楽しむ』
セルフィッシュなデザイナー人生に憧れていたのに。。


わたしは、
デザイン『作業』の時間を削ってまでも
オフに時間を増やす大切さや
『具体的な方法』を知らなかったのです。

フリーデザイナーになるには『デザインスピード』が必須条件のひとつ!

わたしがフリーのグラフィックデザイナーになるための条件のひとつと
常々思っているのはデザインにかける時間の短縮


よくデザイン仲間とも話すのですが、
『オフの時間』をおろそかにして
Macに向かう時間を増やしがちなんですよね…
グラフィックデザイナーって。

しかも、

最初の駆け出しのころは
想像以上にブラック!

画像名
まりな

仕事が終わらない…
今日も終電確定…
睡眠時間が3、4時間しかとれなさそう…
これじゃあ土日の出勤も確定…

だから、

頭をリフレッシュする時間もなく、
デザインにかけるむだな時間が増えて
クオリティーがだだ下がり…。



学校のテスト前の勉強でもありませんでしたか?

前日に徹夜して勉強したはいいものの
集中できず記憶もできず

本番中に眠くなり
実力が発揮できない、みたいな。


つまり、

脳をリフレッシュする
『オフの時間』がなくなると
集中力が切れてしまうので
パフォーマンスが上がらない。


これってデザインでも同じだったんですよね。


『本業』と『オフの時間』のバランスは、
わたしがゲームと同じくらい好きな
『メロンパン』の構造に似ているなぁって。


ふわふわのメロンパンの部分が
創造力が生まれる
『デザインの時間』だとしたら、

メロンパンのカリカリの皮の部分が
脳をリフレッシュする『オフの時間』。


わたしはこの、
フリーデザイナーに欠かせない
オンオフのバランスを

『メロンパン理論』と名付けました!

オフの時間を作れず、
デザイナー人生を楽しめない先輩に絶望


でも、

約10年前デザインの専門学校を卒業し
デザイナーとして印刷会社に入社した
ピチピチ22歳のわたしは
『メロンパン理論』に気づけませんでした。。。


ピカピカのiMacと
デザイナーとしての名刺を受け取り

画像名
まりな

早く一人前になりたい!

と、

憧れのデザイナーの仕事に燃えていた
当時の燃えるような想いは、
まるで『chelmico』のRachelくらいの熱さ!


あ、chelmicoって
アニメ『映像研には手を出すな!』の
主題歌を歌っていた女の子2人組のラッパーグループです。

Rachelと友だちだったMamikoを誘って
chelmicoとして頑張っていこう!
と決意したときのように。

chelmico


けれど、

わたしの直属の上司である先輩がもう、
わたしの未来を予言しているかのように
不幸だったんですよね…。



先輩は、
お笑いコンビ・オアシズの大久保さんに似ている
30歳の独身女性。

入社して10年近く経っているけれど、
終電帰り、休日出勤は当たり前の生活
仕事に追われているため楽しく仕事しているように見えないし
グラフィックデザインのクオリティも尊敬できるもではない。


わたしの将来って、もしかして
オフの時間がなくて人生の楽しみもなく
フリーデザイナーにもなれない大久保先輩?

画像名
まりな

そんなのイヤだ!!!
楽しくないデザイナーになんてなりたくない!!

そんな思いから、
仕事もオフも充実できるような環境と
デザインの楽しさを教えてくれるような先輩がいる
デザイナー環境を求めて転職。


そこで、
わたしの運命を変えることになる
フリーのデザイナーNさんに出会うことになったのです。

フリーデザイナーNORIさんが教えてくれた
オフ時間を楽しむ大切さ

オフの時間とデザインを楽しむため
わたしはデザイン部署のある
編集プロダクションに転職しました。


けれど、

転職先でもオフの時間を楽しむ
デザイナーの先輩には出会えず。。

画像名
まりな

デザイナーってやっぱりブラックなの?楽しくないの?

そんなふうに
「いいデザイナーの先輩がいない」と
悩んでいるわたしを見かねて、


会社の社長が
友だちのフリーのデザイナーNORIさんを紹介してくれることになり
と会社の社長と3人で飲むことになったんです。



デザイナー人生に希望をなくしたわたしを
励ます会みたいになった場所は、
こんじまりとしたアットホームな立ち飲み屋。


Nさんも同じデザイン業界なので、
わたしと同じくらい忙しくしているかと思いきや…

メロンパン理論を大切にしたフリーライフを満喫していたんです!


休日は趣味のテニスや旅行を満喫しているし
50歳近いのに肌ツヤもめちゃくちゃいいし
奥さんと3人の子どもに囲まれて幸せいっぱい。

画像名
まりな

わたしもNさんみたいな
自由なフリーのデザイナーになりたい!
わたしの理想のグラフィックデザイナーはNさんだ!!

なんて、心に中でつぶやいていたら突然、
Nさんから来週の月曜日にお花見という『サボリのお誘いが!』

画像名
まりな

え!来週の月曜日??月曜日はフツーに仕事が、、

画像名
Nさん

その仕事って月曜日じゃなきゃダメなの?

画像名
まりな

たぶん、火曜日でも大丈夫だと、、思います、けど…

画像名
Nさん

じゃあ決まり!月曜日の午後に駅に集合ね!

社長の目の間で社員のわたしを、
平日の昼間からお花見に誘うなんて
普通ならありえないですよね(笑)。


でも社長とNORIさんは昔から仲の良い友だち。

友だちの前で太っ腹な社長を演じたいため
社長も即座に急な午後休みをOK!


Nさんをいい口実に、
わたしはその場で月曜日のお昼15:00から
お花見をすることを決めました。


でも、、正直、かなり不安でした。

画像名
まりな

なんでお花見なのか意味はわからないけど、
どうしてもデザイナー人生を変えたい!
わたしの理想の生活をしているNさんが言うことなら
なにかヒントをくれているのかもしれない…!

楽しいデザイナーライフを送りたい!!!
その一心で、

仕事も片付いていないから、
まわりの視線も刺さるように痛いけど
月曜日は午前中で早退し
思い切り岐阜公園での花見を楽しみました。

今日の仕事も明日の仕事も忘れて。。

デザインのパフォーマンスを上げるための
『オフ時間をつくる3つの方法』

そして、
デザイン作業時間ないお花見の翌日の火曜日。

月曜日はほぼ仕事をしていないので、
「今日の午後に提出のデザインが間に合わないかも…」
と諦めていました。

画像名
まりな

Nさん、仕事がヤバいです。。
やっぱりお花見なんてしてるヒマなかったかもです。。


でも、

いつものわたしなら
デザイン作業に1日かかりそうな仕事が、
午前中にフィニッシュ!


なんと午後には提出できたんです。

(実際に提出したデザイン)


しかも、

大きな修正もなかったですし、
ムダや迷いのないクオリティの高いデザインで
クライアントさんにも喜ばれたんですよね^^


つまり、

頭の中がリフレッシュされ、
逆に集中力が上がり
デザインのパフォーマンスが上がったみたい!


オフの時間はデザインのパフォーマンスを上げるために
必要不可欠ってことを
Nさんはお花見を通じて教えてくれたんです。


そしてそれからも、

デザイン案件を複数抱えたときや、
デザインに煮詰まって
ただMacを触っているだけのときに

NORIさんの
『オフを強引につくる』言葉を思い出し
意識的にオフの時間をつくることにしたんです。


そうすることで、
お花見のときのような
デザインスピードとクオリティを実現し
クライアントにも喜ばれるようになり

2020年、
周りに認められた自分のデザイン力で
フリーのデザイナーになることができました。


私生活でも

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • 平日に美術館に行きデザインに役立つことをインプット
  • 副業のブログでネットマーケティングを学ぶ
  • 平日の昼間から好きな映画を観たりや本を読める
  • 好きなブランドの服のショッピング
  • 友だちといつでも気軽にご飯や飲みに行ける

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と、オフ時間を満喫し

デザインのインプットや
副業のネットビジネスにも
時間を使いながらデザインライフを楽しんでいます^^



ただ、

こんなことを言うと
「デザイン力があるまりなさんだからできたことでしょ?」
と言われることが多いのですが、


実はわたしも最初は自分の心との戦いはあって、、、

もちろん、
すぐにはオフの時間をうまく作れませんでした。


だって、
オフを楽しんでいる間に

・デザイン案の修正があるかもしれない
・大幅な修正の連絡かもしれない
・提出日に間に合わないかもしれない


このような問題が起こる可能性は
ゼロではないですからね。

実際起きたこともあるし、
納品が遅れて謝ったことだって何度もあります。



でも、
そんな問題に発展するときって実は

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

①「間に合わないかも“しれない”」という
 漠然とした不安な自分の心

②クライアントと自分との
『スケジュール管理』がしっかり
組めていないとき

③納期より早くデザインを提出したとき

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この3つが原因だったことが多かったんです。


なので、

わたしがデザインにかける時間を減らし
クオリティをアップさせるためにした
オフの時間の作り方は以下の3つ。

①休日は仕事の連絡を見ない、しない
②毎朝、1日のスケジュールを決める
③修正が終わってもすぐに提出しない

ひとつずつ順番に説明していきますね^^

①休日は仕事の連絡を見ない、しない


1つ目は『休日は仕事を忘れる』ことです。


たとえば、

好きな人から連絡がなかったりしたときに
頭の中で勝手に悪い想像してしまったりしませんか?

「返事がないのは嫌われているから?」
「わたしなにか悪いことをした?」

って。


日々のデザインのやりとりも
LINEのやりとりと同じで、

なんでも悪い方向に考えてしまうんですよね。。。


気になってメールを確認し
休日に作業して提出日に間に合わせることって、
一見、クライアントのためにやっているように見えるけど

実際は自分が安心したいから。


なので、
自然にオフの時間を作れるようになるまでは
携帯はサイレントモードにし、
連絡がきたことにあえて気づかない!


いっそのこと
電源をオフにしてオフの時間をつくる

のもアリです。

②1週間のスケジュールを決める


2つ目は『1週間のスケジュールを決める』こと。

1週間のスケジュールをしっかり組み、
デザイン案件ごとに優先順位をつけ
スケジュールをクライアントと共有することで
すべて解決しました。


1週間のスケジュールを決めると

その日に終わらない仕事でも
別の日にずらすこともできるし、

クライアントも納品スケジュールがわかれば
無駄にゆとりをつくり
締切に急ぐことはなくなるので、


結果Win-Winな関係になり、
フリーデザイナーになるためのいい潤滑剤
になります。

③修正が終わってもすぐに連絡しない


3つ目は『修正が終わってもすぐに連絡しない』ことです。

すぐに連絡をしないことで
修正回数を減らすことができる奥の手です。笑


デザイナーの間では

『仕上がったデザインは1日寝かす』

という格言があります。


デザインを見直す時間も
自分のオフの時間も作れるので

自分のペースで作業ができ
セルフィッシュ(気まま)な
デザインライフが送れる、ってわけです。


「仕事から早く開放されたい!」と思い
提出日より早く連絡すると、
逆に開放されるまでの時間が長くなります。


初校、再校、最終校と3回の修正で済むところ
5回、6回とムダに修正が増えたり…。

仕事を複数案件こなしたり
修正の連絡が早いなど

パット見の効率の良さって
ただ要領がいいだけで、
デザインのコンセプトやアイデアなど
デザインの“質”のパフォーマンスは上がっていない
んですよね。

オフの時間がわたしをフリーのデザイナーにしてくれた

以上が、
わたしがフリーデザイナーになるために必要だった
『オフの時間の3つの作り方』です。

また、LINEでも
フリーデザイナーのなり方、
初心者デザイナーさんに役立つ情報を発信予定です。

画像名
まっぴー

まっぴーと一緒にデザインを楽しまない?

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Nさんからオフの時間をつくる大切さを学びましたが、
世界的企業のGoogleも「オフの時間をつくる」ことを義務化している
『20%ルール』というものがあります。

Googleの『20%ルール』とは、

仕事に使う時間の20%を
普段の仕事とは異なる時間にあてる

というもの。


また、この記事の冒頭でも書いた
Netflixのオリジナルドラマ『クイーンズ・ギャンビット』の
主人公のベスもそうでした。

ファッションやメイクを楽しむようになってから、
チェスもどんどん強くなっていったし
ベス自身もすごく楽しい人生を歩むようになっていきました。

チェスで強敵に勝つために、
一見必要なさそうな
ファッションやメイクこそ、

脳をリフレッシュさせて
チェスに集中するために必要なこと
だったんですよね。


デザインオンリーみたいな会社員デザイナーから、
自分の人生の時間を楽しめる
フリーデザイナーに変わりたい
わたしたちにとっても同じなんです。


オフの時間なんて、
デザイン“作業”が進むわけではないので
必要ないと思いがち。

わたしがNさんに誘われて行ったお花見も
一見デザインに関係のないように見えますが、

脳をリフレッシュさせて
デザイン完成までのスピードを上げるために
『あえて作るべき』オフの時間
だったんですよね。


つまり、

オフの時間を作って
脳をリフレッシュさせて
集中力を上げ

デザイン完成までのスピードを上げれば
デザインのパフォーマンスを上げられる
フリーのデザイナーになれる、っていう^^


これが、

==========================

ふわふわ想像力を生み出す『デザインの時間』

カリッとメリハリをつける『オフの時間』

==========================

自由気ままなデザインライフを楽しむ
セルフィッシュなデザイナー
わたしがおすすめする

『メロンパン理論』です!

デザイン仲間募集中!フリデザイナーになりたい人集まれ!


Macに向かっているときではなく、

仕事もせずに料理をしているときや
お風呂に入っているとき、
あてもなく外を散歩しているときに

「あ、あそこのデザインこうしようかな?」

って浮かぶことって多くないですか?


そうなんです!

オフの時間こそがわたしたちデザイナーを
幸せにしてくれるんです♡


Twitterを見ていると

#今日の反省
スピードが遅い… 小さいことでうんうん悩んで結局完成に時間かかる。
原因は引き出しの狭さと、何がいいデザインかわかりきってないことにある😭
もっともっとデザインに触れねば

— ぱつこ (@patsu_co_jp) October 6, 2020

家で毎日10時間、トイレ以外はずっと座りっぱなしで働いてそれでも終わらなくて、念願だったデザイナーだけど辞めたい….と泣きそうに仕事してた

今日1ヶ月ぶりに出社して、笑ったり冗談いいながら打ち合わせだけして帰ってきたんだけど、天気もいいし、びっくりするほど気持ちが晴れました

— こやなみ | グラフィックデザイナー (@koyanami2) May 13, 2020


このように、

仕事ばかりで
「デザインのスピードが上がらずオフの時間がない」
「デザイナーを辞めたい…」
と感じているデザイナーさんを多く見かけます。


そんな苦労しているデザイナーの方たちのために
思いを込めてつくったデザイン攻略本が

『まっぴーのコンセプトクエスト』です!


実際にわたしがどのようにフリーデザイナーになったのか
ブログでは書けないような内容を
段階的に学んでもらえるようにまとめました。


LINE登録してもらえれば
ダウンロード方法をご連絡しますね^^


ぜひ、わたしと一緒に
自由で自分らしいデザインで
日々の暮らしをワクワクさせる
フリーライフを楽しんでいきましょう^^

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PROFILE

まっぴー

印刷会社と編集プロダクションでの10年の経験を経てフリーのデザイナーに。会社に縛られる働き方を辞め、SELFISH(自分中心)に生きています♡

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